情報の再構成フロー

「問い」と「答え」で、世の中の情報を再構成する。

株式会社ライジタスは、業務で生まれるあらゆる情報を「問いと答え」の形式に再構成する、 独自のナレッジ基盤「QKF(QA Knowledge Format)」を中心に、多彩なSaaSプロダクトをHubblynxブランドとして展開しています。

情報は「文章」から「要約」、そして「問いと答え」へ

文章:すべての情報の原点

業務で交わされるメール、議事録、報告書、マニュアル。すべての知識は文章という形で残されていますが、それは未整理で検索にも不向きです。

要約:読みやすさと時短

要約は、膨大な文章からエッセンスを抽出し、全体像をつかむのに非常に有効です。ただし「目的別アクセス」にはもう一歩工夫が必要です。

Q&A:構造化と再利用

Q&A形式は、「質問」という導線により、必要な情報に直行できる形です。再利用性、AI対応性、ナレッジ化において、最も高い汎用性を持ちます。

実際に見てみる:文章 → 要約 → QA の再構成例

備品管理マニュアルの一節

文章

社員が業務用備品を購入する際は、事前に上長の承認を得て、経費申請システムに登録してください。申請が通った後に購入すること。緊急の場合を除き、事後申請は原則不可です。

要約

備品購入は事前に上長承認と経費申請が必要。事後申請は原則不可。

問いと答え
  • Q. 備品購入には何が必要ですか?
    A. 上長の承認と経費申請システムへの登録です。
  • Q. 事後申請は可能ですか?
    A. 緊急時を除き原則不可です。
  • Q. いつ購入していいの?
    A. 経費申請が通った後です。

社内通達文

文章

新年度より、営業部とマーケティング部の連携強化のため、毎週月曜朝に合同ミーティングを実施します。出席は原則必須とし、報告内容は各チームで事前にまとめてください。

要約

営業とマーケは毎週月曜に合同MTG。報告はチームで事前整理。

問いと答え
  • Q. 合同ミーティングはいつですか?
    A. 毎週月曜の朝です。
  • Q. 出席は必須ですか?
    A. 原則必須です。
  • Q. 何を準備する必要がありますか?
    A. 各チームで事前に報告内容をまとめてください。

契約書の一文

文章

第8条:本契約に基づき発生する成果物の著作権は、特段の定めがない限り甲に帰属するものとする。ただし、乙が独自に保有する知的財産は含まれないものとする。

要約

成果物の著作権は原則として甲に帰属。ただし乙の独自資産は除く。

問いと答え
  • Q. 著作権は誰に帰属しますか?
    A. 原則として甲に帰属します。
  • Q. 乙がもともと持っていた知財は?
    A. 本契約の成果物には含まれず、乙に残ります。

なぜ「問いと答え」で再構成するのか?

理解しやすく、検索しやすく、再利用しやすい知識構造

「問い」と「答え」の形式で情報を整理すると、理解しやすく、検索や再利用が容易になり、知識の有用性が高まります。これにより、知識は構造的に整理され、誰でも効率的に利用できます。

情報の価値を最大化する最適なフォーマット

問いと答えの形式は情報整理に最適で、情報を明確にし、必要な情報をすぐに検索可能にします。これにより、必要な答えをすぐ得られ、FAQやAIシステムとの連携にも効果的です。

情報は“ある”が、使われない

日報、マニュアル、FAQ、議事録、ルール…。多くの企業は情報を記録していますが、それらが業務に活かされる機会はごくわずかです。

「知っているかどうか」に依存する限界

必要な情報があっても、それを“知っている人”しか活用できない状況はナレッジとして機能していません。

問いと答えで構造化する意味

情報を「問い」と「答え」のかたちに再構成することで、瞬時に意味と目的が把握でき、再利用が可能になります。

QKFがもたらす再利用性と拡張性

QKF(QA Knowledge Format)は、問いと答えの粒度で情報を持つことで、AI連携、検索、FAQ生成、教育、業務支援など多様な活用を可能にします。

多様な情報を「問いと答え」に再構成する QKF ファミリー

QKF

あらゆる文章を「問いと答え」に再構成する基盤エンジン。マニュアル・議事録・レポートなどから、知識をQA形式で抽出します。

QKFT

海外の文書を自動で翻訳し、要約・Q&A化。言語の壁を越えて、世界中の知見を「問いと答え」の形式で取り込めます。

QKFD

ExcelやCSVなどの構造化データから、意味のあるQAを生成。表データを「質問と答え」というナレッジ形式へと変換します。

ファイルにも、問いと答えの構造を

アップロードされたファイルも「問いと答え」に再構成。探すより、呼び出す。

アップロード:意識しない整理の出発点

ファイルをアップロードするだけで、自動的にその内容を解析し、意味に基づいて整理を始めます。格納先を考える必要はもうありません。

分類:意味に基づくスマートフォルダ

Magic Folderは、ファイル名や内容をもとに、年月、種別、担当者、目的などの切り口で自動的に分類します。複数軸からの検索が可能になります。

検索:要約付きで再発見

Magic Searchでは、「◯月のA社の請求書」などの自然な問いかけに対して、該当ファイルを要約付きで一覧表示。探す行為から“聞けば出る”体験へ。

File Management Format(FMF)はファイルを再構成するプラットフォームです。

Magic Upload はファイル形式を自動判別し、アップロードされたファイルの種類に応じて適切な処理を選択します。

PDFや画像ファイルOCR を活用してテキストを抽出し、要約と タグ分類を行います。

Excel や CSV などの構造化データ は、ファイル名やカラム名を元に軽量分類を行い、深追いを避けてシンプルに整理します。

📄 PDF・画像ファイル

OCRにより文字を抽出し、文章と同様に要約・分類。手間なくファイルの内容を活用できます。

📊 Excel・CSVファイル

表形式の構造を尊重し、深追いせずにファイル名・カラム名から分類。軽快で誤解の少ない整理が可能です。

📝 Word・テキスト文書

テキスト構造を活かして精度の高い要約と分類が可能。議事録やマニュアルも有効に整理されます。

💡 自動判定&シンプル運用

Magic Uploadは入口はひとつ。ファイル種別に応じて処理を自動で分岐し、ユーザーは操作を意識せずにスマートな分類が受けられます。

FMFで、ファイル管理と検索を一新する

フォルダ構成の思考からの解放

「どこに保存するか」「どう分類するか」を考える時間が不要になります。FMFは内容に基づいて整理されるため、記憶より検索が優先されます。

探す時間ゼロの働き方

Magic Searchにより、自然文での質問からファイルに到達。複数の切り口(年月・クライアント・種別)で必要なものを瞬時に呼び出せます。

再利用とナレッジ化の第一歩

ファイルの内容を要約し、QKFと連携することで「ファイルから問いと答えを抽出」する構成へも進化可能。FMFはその第一歩となります。

クラシック機能との共存

バージョン管理・削除復元・共有といった既存の運用ニーズもFMFに内包。MagicだけでなくClassicも備えることで、現場にフィットする設計です。

実際に見てみる:ファイル → 要約 → Magic分類 → Magic Search

Magic Uploadによりファイルが自動で要約・分類され、Magic Folderで整理されるだけでなく、Magic Searchによって瞬時に呼び出すことが可能です。同じファイルでも「A社の請求書」「2024年の請求一覧」「3月の請求書」など、動機の異なる検索すべてに対応できます。

A社_2024年3月_請求書.pdf

📄 内容:この請求書はA株式会社宛の2024年3月分のサービス提供費用(SenseQAおよびClipSum利用)を示しています。支払期限は4月10日、合計金額は150,000円です。

📝 要約:A社への月次請求書。150,000円。支払期限4/10。

🏷️ タグ:請求書, A社, 2024年3月

🔍 Magic Search例:どれでもヒットします。

  • A社の3月請求書
  • 2024年の請求書一覧
  • SenseQAの請求

交通費精算書_鈴木.xlsx

📄 内容:鈴木さんの2024年2月の東京出張に関する交通費精算書です。新幹線代・バス代などが含まれます。

📝 要約:鈴木さんの出張にかかる交通費まとめ。

🏷️ タグ:交通費, 精算書, 鈴木, 2024年2月

🔍 Magic Search例:どれでもヒットします。

  • 出張費 鈴木
  • 2024年2月の交通費
  • 交通費 精算書

会議メモ_0402.docx

📄 内容:本日の会議では、交通費精算ルールの見直しが議題にあがり、月末申請から週次申請への変更案が提案されました。

📝 要約:交通費精算ルールの見直しが議題に。

🏷️ タグ:会議メモ, 交通費, ルール

🔍 Magic Search例:どれでもヒットします。

  • 交通費ルール 改訂
  • 申請サイクル 会議記録
  • 週次申請 交通費

🔍 Magic Searchの革新—動機に基づく検索体験—

たとえば、ふと頭に浮かんだとします。
「次の会議、いつだっけ?」

従来の流れ

  • 「次の会議はいつだっけ?」
  • 議事録ファイルを開く必要がある
  • ファイルはどこ?フォルダを探す...
  • ファイルを開いてCtrl+Fで検索...

Magic Searchなら

  • 「次の会議はいつだっけ?」と入力するだけ
  • もちろん「MTG」や「打ち合わせ」でもOK!
  • 要約付きで該当ファイルが即表示

あなたは、なぜ探したいと思ったのか?

その“気持ち”のまま、探してください。
Magic Searchは、「記憶」ではなく「動機」から答えを導き出します。

サービス構造マップ

サービス構造図解

株式会社ライジタス

サービスプラットフォーム / SaaSの開発・提供

Hubblynx

多彩なSaaS群を束ねるブランドおよび共通UI基盤

QKFプラットフォーム

知識を「問いと答え」で再構成する独自基盤(QKF / QKFT / QKFD)

FMFプラットフォーム

ファイルを「意味と構造」で再整理する次世代基盤(Magic / Classic)

各SaaSサービス

SenseQA、ClipSum、SyneSphere、SenseFileなど用途別に展開

株式会社ライジタスが提供するSaaSプロダクト一覧

AIによる生成・自動整理・検索・再利用まで、すべてを担うモジュールで構成されています。

📰

ClipSum

ネット記事やPDFを要約 → QA化して、知識として保存・再利用。

🌐

SenseQA

WebサイトからFAQを自動生成。スニペットで簡単に導入可能。

🗒️

SyneSphere

チャットや日報を自動QA化。確認や共有の手間を軽減。

📘

QKF DocSuite

取扱説明書・社則・マニュアルをQAに変換。教育・検索に最適。

📝

FocusNote シリーズ

会議や面談のメモを貼るだけで、決定事項やTODOが整理された“議事録”に生まれ変わる。

🗂️

Magic Folder

条件で自動生成される仮想フォルダ。見たい知識が自然に集まる。

🔍

Magic Search

内容まで解析するAI検索。膨大なQAデータから瞬時に発見。

🔐

HubblynxSSO(認証管理)

OAuth 2.0 + OIDC対応。アカウントと認証を一元管理し、安全なログインを実現。

プロダクトを体験できます

株式会社ライジタスが提供するプロダクトサイト Hubblynx では、QKFを中心に展開される多彩なSaaSプロダクトの紹介、導入シナリオ、体験デモをご覧いただけます。